• 설교
  • 예화
  • 자료
  • 성경
エステル記 第10章(口語訳)
1. アハシュエロス王はその国および海に沿った国々にみつぎを課した。 2. 彼の権力と勢力によるすべての事業、および王がモルデカイを高い地位にのぼらせた事の詳しい話はメデアとペルシャの王たちの日誌の書にしるされているではないか。 3. ユダヤ人モルデカイはアハシュエロス王に次ぐ者となり、ユダヤ人の中にあって大いなる者となり、その多くの兄弟に喜ばれた。彼はその民の幸福を求め、すべての国民に平和を述べたからである。
ハバクク書 第3章(口語訳)
1. シギヨノテの調べによる、預言者ハバククの祈。 2. 主よ、わたしはあなたのことを聞きました。主よ、わたしはあなたのみわざを見て恐れます。この年のうちにこれを新たにし、この年のうちにこれを知らせてください。怒る時にもあわれみを思いおこしてください。 3. 神はテマンからこられ、聖者はパランの山からこられた。その栄光は天をおおい、そのさんびは地に満ちた。〔セラ 4. その輝きは光のようであり、その光は彼の手からほとばしる。かしこにその力を隠す。 5. 疫病はその前に行き、熱病はその後に従う。 6. 彼は立って、地をはかり、彼は見て、諸国民をおののかせられる。とこしえの山は散らされ、永遠の丘は沈む。彼の道は昔のとおりである。 7. わたしが見ると、クシャンの天幕に悩みがあり、ミデアンの国の幕は震う。 8. 主よ、あなたが馬に乗り、勝利の戦車に乗られる時、あなたは川に向かって怒られるのか。川に向かって憤られるのか。あるいは海に向かって立腹されるのか。 9. あなたの弓は取り出された。矢は、弦につがえられた。〔セラ あなたは川をもって地を裂かれた。 10. 山々はあなたを見て震い、荒れ狂う水は流れいで、淵は声を出して、その手を高くあげた。 11. 飛び行くあなたの矢の光のために、電光のようにきらめく、あなたのやりのために、日も月もそのすみかに立ち止まった。 12. あなたは憤って地を行きめぐり、怒って諸国民を踏みつけられた。 13. あなたはあなたの民を救うため、あなたの油そそいだ者を救うために出て行かれた。あなたは悪しき者の頭を砕き、彼を腰から首まで裸にされた。〔セラ  14. あなたはあなたのやりで将軍の首を刺しとおされた。彼らはわたしを散らそうとして、つむじ風のように来、貧しい者をひそかに、のみ滅ぼすことを楽しみとした。 15. あなたはあなたの馬を使って、海と大水のさかまくところを踏みつけられた。 16. わたしは聞いて、わたしのからだはわななき、わたしのくちびるはその声を聞いて震える。腐れはわたしの骨に入り、わたしの歩みは、わたしの下によろめく。わたしはわれわれに攻め寄せる民の上に/悩みの日の臨むのを静かに待とう。 17. いちじくの木は花咲かず、ぶどうの木は実らず、オリブの木の産はむなしくなり、田畑は食物を生ぜず、おりには羊が絶え、牛舎には牛がいなくなる。 18. しかし、わたしは主によって楽しみ、わが救の神によって喜ぶ。 19. 主なる神はわたしの力であって、わたしの足を雌じかの足のようにし、わたしに高い所を歩ませられる。これを琴に合わせ、聖歌隊の指揮者によって歌わせる。
伝道の書 第10章(口語訳)
1. 死んだはえは、香料を造る者の/あぶらを臭くし、少しの愚痴は知恵と誉よりも重い。 2. 知者の心は彼を右に向けさせ、愚者の心は左に向けさせる。 3. 愚者は道を行く時、思慮が足りない、自分の愚かなことをすべての人に告げる。 4. つかさたる者があなたに向かって立腹しても、あなたの所を離れてはならない。温順は大いなるとがを和らげるからである。 5. わたしは日の下に一つの悪のあるのを見た。それはつかさたる者から出るあやまちに似ている。 6. すなわち愚かなる者が高い地位に置かれ、富める者が卑しい所に座している。 7. わたしはしもべたる者が馬に乗り、君たる者が奴隷のように徒歩であるくのを見た。 8. 穴を掘る者はみずからこれに陥り、石がきをこわす者は、へびにかまれる。 9. 石を切り出す者はそれがために傷をうけ、木を割る者はそれがために危険にさらされる。 10. 鉄が鈍くなったとき、人がその刃をみがかなければ、力を多くこれに用いねばならない。しかし、知恵は人を助けてなし遂げさせる。 11. へびがもし呪文をかけられる前に、かみつけば、へび使は益がない。 12. 知者の口の言葉は恵みがある、しかし愚者のくちびるはその身を滅ぼす。 13. 愚者の口の言葉の初めは愚痴である、またその言葉の終りは悪い狂気である。 14. 愚者は言葉を多くする、しかし人はだれも後に起ることを知らない。だれがその身の後に起る事を/告げることができようか。 15. 愚者の労苦はその身を疲れさせる、彼は町にはいる道をさえ知らない。 16. あなたの王はわらべであって、その君たちが朝から、ごちそうを食べる国よ、あなたはわざわいだ。 17. あなたの王は自主の子であって、その君たちが酔うためでなく、力を得るために、適当な時にごちそうを食べる国よ、あなたはさいわいだ。 18. 怠惰によって屋根は落ち、無精によって家は漏る。 19. 食事は笑いのためになされ、酒は命を楽しませる。金銭はすべての事に応じる。 20. あなたは心のうちでも王をのろってはならない、また寝室でも富める者をのろってはならない。空の鳥はあなたの声を伝え、翼のあるものは事を告げるからである。
伝道の書 第1章(口語訳)
1. ダビデの子、エルサレムの王である伝道者の言葉。 2. 伝道者は言う、空の空、空の空、いっさいは空である。 3. 日の下で人が労するすべての労苦は、その身になんの益があるか。 4. 世は去り、世はきたる。しかし地は永遠に変らない。 5. 日はいで、日は没し、その出た所に急ぎ行く。 6. 風は南に吹き、また転じて、北に向かい、めぐりにめぐって、またそのめぐる所に帰る。 7. 川はみな、海に流れ入る、しかし海は満ちることがない。川はその出てきた所にまた帰って行く。 8. すべての事は人をうみ疲れさせる、人はこれを言いつくすことができない。目は見ることに飽きることがなく、耳は聞くことに満足することがない。 9. 先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない。 10. 「見よ、これは新しいものだ」と/言われるものがあるか、それはわれわれの前にあった世々に、すでにあったものである。 11. 前の者のことは覚えられることがない、また、きたるべき後の者のことも、後に起る者はこれを覚えることがない。 12. 伝道者であるわたしはエルサレムで、イスラエルの王であった。 13. わたしは心をつくし、知恵を用いて、天が下に行われるすべてのことを尋ね、また調べた。これは神が、人の子らに与えて、ほねおらせられる苦しい仕事である。 14. わたしは日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕えるようである。 15. 曲ったものは、まっすぐにすることができない、欠けたものは数えることができない。 16. わたしは心の中に語って言った、「わたしは、わたしより先にエルサレムを治めたすべての者にまさって、多くの知恵を得た。わたしの心は知恵と知識を多く得た」。 17. わたしは心をつくして知恵を知り、また狂気と愚痴とを知ろうとしたが、これもまた風を捕えるようなものであると悟った。 18. それは知恵が多ければ悩みが多く、知識を増す者は憂いを増すからである。
伝道の書 第2章(口語訳)
1. わたしは自分の心に言った、「さあ、快楽をもって、おまえを試みよう。おまえは愉快に過ごすがよい」と。しかし、これもまた空であった。 2. わたしは笑いについて言った、「これは狂気である」と。また快楽について言った、「これは何をするのか」と。 3. わたしの心は知恵をもってわたしを導いているが、わたしは酒をもって自分の肉体を元気づけようと試みた。また、人の子は天が下でその短い一生の間、どんな事をしたら良いかを、見きわめるまでは、愚かな事をしようと試みた。 4. わたしは大きな事業をした。わたしは自分のために家を建て、ぶどう畑を設け、 5. 園と庭をつくり、またすべて実のなる木をそこに植え、 6. 池をつくって、木のおい茂る林に、そこから水を注がせた。 7. わたしは男女の奴隷を買った。またわたしの家で生れた奴隷を持っていた。わたしはまた、わたしより先にエルサレムにいただれよりも多くの牛や羊の財産を持っていた。 8. わたしはまた銀と金を集め、王たちと国々の財宝を集めた。またわたしは歌うたう男、歌うたう女を得た。また人の子の楽しみとするそばめを多く得た。 9. こうして、わたしは大いなる者となり、わたしより先にエルサレムにいたすべての者よりも、大いなる者となった。わたしの知恵もまた、わたしを離れなかった。 10. なんでもわたしの目の好むものは遠慮せず、わたしの心の喜ぶものは拒まなかった。わたしの心がわたしのすべての労苦によって、快楽を得たからである。そしてこれはわたしのすべての労苦によって得た報いであった。 11. そこで、わたしはわが手のなしたすべての事、およびそれをなすに要した労苦を顧みたとき、見よ、皆、空であって、風を捕えるようなものであった。日の下には益となるものはないのである。 12. わたしはまた、身をめぐらして、知恵と、狂気と、愚痴とを見た。そもそも、王の後に来る人は何をなし得ようか。すでに彼がなした事にすぎないのだ。 13. 光が暗きにまさるように、知恵が愚痴にまさるのを、わたしは見た。 14. 知者の目は、その頭にある。しかし愚者は暗やみを歩む。けれどもわたしはなお同一の運命が彼らのすべてに臨むことを知っている。 15. わたしは心に言った、「愚者に臨む事はわたしにも臨むのだ。それでどうしてわたしは賢いことがあろう」。わたしはまた心に言った、「これもまた空である」と。 16. そもそも、知者も愚者も同様に長く覚えられるものではない。きたるべき日には皆忘れられてしまうのである。知者が愚者と同じように死ぬのは、どうしたことであろう。 17. そこで、わたしは生きることをいとった。日の下に行われるわざは、わたしに悪しく見えたからである。皆空であって、風を捕えるようである。 18. わたしは日の下で労したすべての労苦を憎んだ。わたしの後に来る人にこれを残さなければならないからである。 19. そして、その人が知者であるか、または愚者であるかは、だれが知り得よう。そうであるのに、その人が、日の下でわたしが労し、かつ知恵を働かしてなしたすべての労苦をつかさどることになるのだ。これもまた空である。 20. それでわたしはふり返ってみて、日の下でわたしが労したすべての労苦について、望みを失った。 21. 今ここに人があって、知恵と知識と才能をもって労しても、これがために労しない人に、すべてを残して、その所有とさせなければならないのだ。これもまた空であって、大いに悪い。 22. そもそも、人は日の下で労するすべての労苦と、その心づかいによってなんの得るところがあるか。 23. そのすべての日はただ憂いのみであって、そのわざは苦しく、その心は夜の間も休まることがない。これもまた空である。 24. 人は食い飲みし、その労苦によって得たもので心を楽しませるより良い事はない。これもまた神の手から出ることを、わたしは見た。 25. だれが神を離れて、食い、かつ楽しむことのできる者があろう。 26. 神は、その心にかなう人に、知恵と知識と喜びとをくださる。しかし罪びとには仕事を与えて集めることと、積むことをさせられる。これは神の心にかなう者にそれを賜わるためである。これもまた空であって、風を捕えるようである。
伝道の書 第3章(口語訳)
1. 天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。 2. 生るるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、 3. 殺すに時があり、いやすに時があり、こわすに時があり、建てるに時があり、 4. 泣くに時があり、笑うに時があり、悲しむに時があり、踊るに時があり、 5. 石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、 6. 捜すに時があり、失うに時があり、保つに時があり、捨てるに時があり、 7. 裂くに時があり、縫うに時があり、黙るに時があり、語るに時があり、 8. 愛するに時があり、憎むに時があり、戦うに時があり、和らぐに時がある。 9. 働く者はその労することにより、なんの益を得るか。 10. わたしは神が人の子らに与えて、ほねおらせられる仕事を見た。 11. 神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。 12. わたしは知っている。人にはその生きながらえている間、楽しく愉快に過ごすよりほかに良い事はない。 13. またすべての人が食い飲みし、そのすべての労苦によって楽しみを得ることは神の賜物である。 14. わたしは知っている。すべて神がなさる事は永遠に変ることがなく、これに加えることも、これから取ることもできない。神がこのようにされるのは、人々が神の前に恐れをもつようになるためである。 15. 今あるものは、すでにあったものである。後にあるものも、すでにあったものである。神は追いやられたものを尋ね求められる。 16. わたしはまた、日の下を見たが、さばきを行う所にも不正があり、公義を行う所にも不正がある。 17. わたしは心に言った、「神は正しい者と悪い者とをさばかれる。神はすべての事と、すべてのわざに、時を定められたからである」と。 18. わたしはまた、人の子らについて心に言った、「神は彼らをためして、彼らに自分たちが獣にすぎないことを悟らせられるのである」と。 19. 人の子らに臨むところは獣にも臨むからである。すなわち一様に彼らに臨み、これの死ぬように、彼も死ぬのである。彼らはみな同様の息をもっている。人は獣にまさるところがない。すべてのものは空だからである。 20. みな一つ所に行く。皆ちりから出て、皆ちりに帰る。 21. だれが知るか、人の子らの霊は上にのぼり、獣の霊は地にくだるかを。 22. それで、わたしは見た、人はその働きによって楽しむにこした事はない。これが彼の分だからである。だれが彼をつれていって、その後の、どうなるかを見させることができようか。
伝道の書 第4章(口語訳)
1. わたしはまた、日の下に行われるすべてのしえたげを見た。見よ、しえたげられる者の涙を。彼らを慰める者はない。しえたげる者の手には権力がある。しかし彼らを慰める者はいない。 2. それで、わたしはなお生きている生存者よりも、すでに死んだ死者を、さいわいな者と思った。 3. しかし、この両者よりもさいわいなのは、まだ生れない者で、日の下に行われる悪しきわざを見ない者である。 4. また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。 5. 愚かなる者は手をつかねて、自分の肉を食う。 6. 片手に物を満たして平穏であるのは、両手に物を満たして労苦し、風を捕えるのにまさる。 7. わたしはまた、日の下に空なる事のあるのを見た。 8. ここに人がある。ひとりであって、仲間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。 9. ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。 10. すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。 11. またふたりが一緒に寝れば暖かである。ひとりだけで、どうして暖かになり得ようか。 12. 人がもし、そのひとりを攻め撃ったなら、ふたりで、それに当るであろう。三つよりの綱はたやすくは切れない。 13. 貧しくて賢いわらべは、老いて愚かで、もはや、いさめをいれることを知らない王にまさる。 14. たとい、その王が獄屋から出て、王位についた者であっても、また自分の国に貧しく生れて王位についた者であっても、そうである。 15. わたしは日の下に歩むすべての民が、かのわらべのように王に代って立つのを見た。 16. すべての民は果てしがない。彼はそのすべての民を導いた。しかし後に来る者は彼を喜ばない。たしかに、これもまた空であって、風を捕えるようである。
伝道の書 第5章(口語訳)
1. 神の宮に行く時には、その足を慎むがよい。近よって聞くのは愚かな者の犠牲をささげるのにまさる。彼らは悪を行っていることを知らないからである。 2. 神の前で軽々しく口をひらき、また言葉を出そうと、心にあせってはならない。神は天にいまし、あなたは地におるからである。それゆえ、あなたは言葉を少なくせよ。 3. 夢は仕事の多いことによってきたり、愚かなる者の声は言葉の多いことによって知られる。 4. あなたは神に誓いをなすとき、それを果すことを延ばしてはならない。神は愚かな者を喜ばれないからである。あなたの誓ったことを必ず果せ。 5. あなたが誓いをして、それを果さないよりは、むしろ誓いをしないほうがよい。 6. あなたの口が、あなたに罪を犯させないようにせよ。また使者の前にそれは誤りであったと言ってはならない。どうして、神があなたの言葉を怒り、あなたの手のわざを滅ぼしてよかろうか。 7. 夢が多ければ空なる言葉も多い。しかし、あなたは神を恐れよ。 8. あなたは国のうちに貧しい者をしえたげ、公道と正義を曲げることのあるのを見ても、その事を怪しんではならない。それは位の高い人よりも、さらに高い者があって、その人をうかがうからである。そしてそれらよりもなお高い者がある。 9. しかし、要するに耕作した田畑をもつ国には王は利益である。 10. 金銭を好む者は金銭をもって満足しない。富を好む者は富を得て満足しない。これもまた空である。 11. 財産が増せば、これを食う者も増す。その持ち主は目にそれを見るだけで、なんの益があるか。 12. 働く者は食べることが少なくても多くても、快く眠る。しかし飽き足りるほどの富は、彼に眠ることをゆるさない。 13. わたしは日の下に悲しむべき悪のあるのを見た。すなわち、富はこれをたくわえるその持ち主に害を及ぼすことである。 14. またその富は不幸な出来事によってうせ行くことである。それで、その人が子をもうけても、彼の手には何も残らない。 15. 彼は母の胎から出てきたように、すなわち裸で出てきたように帰って行く。彼はその労苦によって得た何物をもその手に携え行くことができない。 16. 人は全くその来たように、また去って行かなければならない。これもまた悲しむべき悪である。風のために労する者になんの益があるか。 17. 人は一生、暗やみと、悲しみと、多くの悩みと、病と、憤りの中にある。 18. 見よ、わたしが見たところの善かつ美なる事は、神から賜わった短い一生の間、食い、飲み、かつ日の下で労するすべての労苦によって、楽しみを得る事である。これがその分だからである。 19. また神はすべての人に富と宝と、それを楽しむ力を与え、またその分を取らせ、その労苦によって楽しみを得させられる。これが神の賜物である。 20. このような人は自分の生きる日のことを多く思わない。神は喜びをもって彼の心を満たされるからである。
伝道の書 第6章(口語訳)
1. わたしは日の下に一つの悪のあるのを見た。これは人々の上に重い。 2. すなわち神は富と、財産と、誉とを人に与えて、その心に慕うものを、一つも欠けることのないようにされる。しかし神は、その人にこれを持つことを許されないで、他人がこれを持つようになる。これは空である。悪しき病である。 3. たとい人は百人の子をもうけ、また命長く、そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、また葬られることがなければ、わたしは言う、流産の子はその人にまさると。 4. これはむなしく来て、暗やみの中に去って行き、その名は暗やみにおおわれる。 5. またこれは日を見ず、物を知らない。けれどもこれは彼よりも安らかである。 6. たとい彼は千年に倍するほど生きても幸福を見ない。みな一つ所に行くのではないか。 7. 人の労苦は皆、その口のためである。しかしその食欲は満たされない。 8. 賢い者は愚かな者になんのまさるところがあるか。また生ける者の前に歩むことを知る貧しい者もなんのまさるところがあるか。 9. 目に見る事は欲望のさまよい歩くにまさる。これもまた空であって、風を捕えるようなものである。 10. 今あるものは、すでにその名がつけられた。そして人はいかなる者であるかは知られた。それで人は自分よりも力強い者と争うことはできない。 11. 言葉が多ければむなしい事も多い。人になんの益があるか。 12. 人はその短く、むなしい命の日を影のように送るのに、何が人のために善であるかを知ることができよう。だれがその身の後に、日の下に何があるであろうかを人に告げることができるか。
伝道の書 第7章(口語訳)
1. 良き名は良き油にまさり、死ぬる日は生るる日にまさる。 2. 悲しみの家にはいるのは、宴会の家にはいるのにまさる。死はすべての人の終りだからである。生きている者は、これを心にとめる。 3. 悲しみは笑いにまさる。顔に憂いをもつことによって、心は良くなるからである。 4. 賢い者の心は悲しみの家にあり、愚かな者の心は楽しみの家にある。 5. 賢い者の戒めを聞くのは、愚かな者の歌を聞くのにまさる。 6. 愚かな者の笑いは/かまの下に燃えるいばらの音のようである。これもまた空である。 7. たしかに、しえたげは賢い人を愚かにし、まいないは人の心をそこなう。 8. 事の終りはその初めよりも良い。耐え忍ぶ心は、おごり高ぶる心にまさる。 9. 気をせきたてて怒るな。怒りは愚かな者の胸に宿るからである。 10. 「昔が今よりもよかったのはなぜか」と言うな。あなたがこれを問うのは知恵から出るのではない。 11. 知恵に財産が伴うのは良い。それは日を見る者どもに益がある。 12. 知恵が身を守るのは、金銭が身を守るようである。しかし、知恵はこれを持つ者に生命を保たせる。これが知識のすぐれた所である。 13. 神のみわざを考えみよ。神の曲げられたものを、だれがまっすぐにすることができるか。 14. 順境の日には楽しめ、逆境の日には考えよ。神は人に将来どういう事があるかを、知らせないために、彼とこれとを等しく造られたのである。 15. わたしはこのむなしい人生において、もろもろの事を見た。そこには義人がその義によって滅びることがあり、悪人がその悪によって長生きすることがある。 16. あなたは義に過ぎてはならない。また賢きに過ぎてはならない。あなたはどうして自分を滅ぼしてよかろうか。 17. 悪に過ぎてはならない。また愚かであってはならない。あなたはどうして、自分の時のこないのに、死んでよかろうか。 18. あなたがこれを執るのはよい、また彼から手を引いてはならない。神をかしこむ者は、このすべてからのがれ出るのである。 19. 知恵が知者を強くするのは、十人のつかさが町におるのにまさる。 20. 善を行い、罪を犯さない正しい人は世にいない。 21. 人の語るすべての事に心をとめてはならない。これはあなたが、自分のしもべのあなたをのろう言葉を聞かないためである。 22. あなたもまた、しばしば他人をのろったのを自分の心に知っているからである。 23. わたしは知恵をもってこのすべての事を試みて、「わたしは知者となろう」と言ったが、遠く及ばなかった。 24. 物事の理は遠く、また、はなはだ深い。だれがこれを見いだすことができよう。 25. わたしは、心を転じて、物を知り、事を探り、知恵と道理を求めようとし、また悪の愚かなこと、愚痴の狂気であることを知ろうとした。 26. わたしは、その心が、わなと網のような女、その手が、かせのような女は、死よりも苦い者であることを見いだした。神を喜ばす者は彼女からのがれる。しかし罪びとは彼女に捕えられる。 27. 伝道者は言う、見よ、その数を知ろうとして、いちいち数えて、わたしが得たものはこれである。 28. わたしはなおこれを求めたけれども、得なかった。わたしは千人のうちにひとりの男子を得たけれども、そのすべてのうちに、ひとりの女子をも得なかった。 29. 見よ、わたしが得た事は、ただこれだけである。すなわち、神は人を正しい者に造られたけれども、人は多くの計略を考え出した事である。
伝道の書 第8章(口語訳)
1. だれが知者のようになり得よう。だれが事の意義を知り得よう。人の知恵はその人の顔を輝かせ、またその粗暴な顔を変える。 2. 王の命を守れ。すでに神をさして誓ったことゆえ、驚くな。 3. 事が悪い時は、王の前を去れ、ためらうな。彼はすべてその好むところをなすからである。 4. 王の言葉は決定的である。だれが彼に「あなたは何をするのか」と言うことができようか。 5. 命令を守る者は災にあわない。知者の心は時と方法をわきまえている。 6. 人の悪が彼の上に重くても、すべてのわざには時と方法がある。 7. 後に起る事を知る者はない。どんな事が起るかをだれが彼に告げ得よう。 8. 風をとどめる力をもつ人はない。また死の日をつかさどるものはない。戦いには免除はない。また悪はこれを行う者を救うことができない。 9. わたしはこのすべての事を見た。また日の下に行われるもろもろのわざに心を用いた。時としてはこの人が、かの人を治めて、これに害をこうむらせることがある。 10. またわたしは悪人の葬られるのを見た。彼らはいつも聖所に出入りし、それを行ったその町でほめられた。これもまた空である。 11. 悪しきわざに対する判決がすみやかに行われないために、人の子らの心はもっぱら悪を行うことに傾いている。 12. 罪びとで百度悪をなして、なお長生きするものがあるけれども、神をかしこみ、み前に恐れをいだく者には幸福があることを、わたしは知っている。 13. しかし悪人には幸福がない。またその命は影のようであって長くは続かない。彼は神の前に恐れをいだかないからである。 14. 地の上に空な事が行われている。すなわち、義人であって、悪人に臨むべき事が、その身に臨む者がある。また、悪人であって、義人に臨むべき事が、その身に臨む者がある。わたしは言った、これもまた空であると。 15. そこで、わたしは歓楽をたたえる。それは日の下では、人にとって、食い、飲み、楽しむよりほかに良い事はないからである。これこそは日の下で、神が賜わった命の日の間、その勤労によってその身に伴うものである。 16. わたしは心をつくして知恵を知ろうとし、また地上に行われるわざを昼も夜も眠らずに窮めようとしたとき、 17. わたしは神のもろもろのわざを見たが、人は日の下に行われるわざを窮めることはできない。人はこれを尋ねようと労しても、これを窮めることはできない。また、たとい知者があって、これを知ろうと思っても、これを窮めることはできないのである。
伝道の書 第9章(口語訳)
1. わたしはこのすべての事に心を用いて、このすべての事を明らかにしようとした。すなわち正しい者と賢い者、および彼らのわざが、神の手にあることを明らかにしようとした。愛するか憎むかは人にはわからない。彼らの前にあるすべてのことは空である。 2. すべての人に臨むところは、みな同様である。正しい者にも正しくない者にも、善良な者にも悪い者にも、清い者にも汚れた者にも、犠牲をささげる者にも、犠牲をささげない者にも、その臨むところは同様である。善良な人も罪びとも異なることはない。誓いをなす者も、誓いをなすことを恐れる者も異なることはない。 3. すべての人に同一に臨むのは、日の下に行われるすべての事のうちの悪事である。また人の心は悪に満ち、その生きている間は、狂気がその心のうちにあり、その後は死者のもとに行くのである。 4. すべて生ける者に連なる者には望みがある。生ける犬は、死せるししにまさるからである。 5. 生きている者は死ぬべき事を知っている。しかし死者は何事をも知らない、また、もはや報いを受けることもない。その記憶に残る事がらさえも、ついに忘れられる。 6. その愛も、憎しみも、ねたみも、すでに消えうせて、彼らはもはや日の下に行われるすべての事に、永久にかかわることがない。 7. あなたは行って、喜びをもってあなたのパンを食べ、楽しい心をもってあなたの酒を飲むがよい。神はすでに、あなたのわざをよみせられたからである。 8. あなたの衣を常に白くせよ。あなたの頭に油を絶やすな。 9. 日の下で神から賜わったあなたの空なる命の日の間、あなたはその愛する妻と共に楽しく暮すがよい。これはあなたが世にあってうける分、あなたが日の下で労する労苦によって得るものだからである。 10. すべてあなたの手のなしうる事は、力をつくしてなせ。あなたの行く陰府には、わざも、計略も、知識も、知恵もないからである。 11. わたしはまた日の下を見たが、必ずしも速い者が競走に勝つのではなく、強い者が戦いに勝つのでもない。また賢い者がパンを得るのでもなく、さとき者が富を得るのでもない。また知識ある者が恵みを得るのでもない。しかし時と災難はすべての人に臨む。 12. 人はその時を知らない。魚がわざわいの網にかかり、鳥がわなにかかるように、人の子らもわざわいの時が突然彼らに臨む時、それにかかるのである。 13. またわたしは日の下にこのような知恵の例を見た。これはわたしにとって大きな事である。 14. ここに一つの小さい町があって、そこに住む人は少なかったが、大いなる王が攻めて来て、これを囲み、これに向かって大きな雲梯を建てた。 15. しかし、町のうちにひとりの貧しい知恵のある人がいて、その知恵をもって町を救った。ところがだれひとり、その貧しい人を記憶する者がなかった。 16. そこでわたしは言う、「知恵は力にまさる。しかしかの貧しい人の知恵は軽んぜられ、その言葉は聞かれなかった」。 17. 静かに聞かれる知者の言葉は、愚かな者の中のつかさたる者の叫びにまさる。 18. 知恵は戦いの武器にまさる。しかし、ひとりの罪びとは多くの良きわざを滅ぼす。
アモス書 第9章(口語訳)
1. わたしは祭壇のかたわらに立っておられる主を見た。主は言われた、「柱の頭を打って、敷居を震わせ、これを打ち砕いて、すべての民の頭の上に落ちかからせよ。その残った者を、わたしはつるぎで殺し、そのひとりも逃げおおす者はなく、のがれうる者はない。 2. たとい彼らは陰府に掘り下っても、わたしの手はこれをそこから引き出す。たとい彼らは天によじのぼっても、わたしはそこからこれを引きおろす。 3. たとい彼らはカルメルの頂に隠れても、わたしはこれを捜して、そこから引き出す。たとい彼らはわたしの目をのがれて、海の底に隠れても、わたしはへびに命じて、その所でこれをかませる。 4. たとい彼らは捕われて、その敵の前に行っても、わたしはその所でつるぎに命じて、これを殺させる。わたしは彼らの上にわたしの目を注ぐ、それは災のためであって、幸のためではない」。 5. 万軍の神、主が地に触れられると、地は溶け、その中に住む者はみな嘆き、地はみなナイル川のようにわきあがり、エジプトのナイル川のようにまた沈む。 6. 主はご自分の高殿を天に築き、大空の基を地の上にすえ、海の水を呼んで、地のおもてに注がれる。その名は主ととなえられる。 7. 主は言われる、「イスラエルの子らよ、あなたがたはわたしにとって/エチオピヤびとのようではないか。わたしはイスラエルをエジプトの国から、ペリシテびとをカフトルから、スリヤびとをキルから導き上ったではないか。 8. 見よ、主なる神の目は/この罪を犯した国の上に注がれている。わたしはこれを地のおもてから断ち滅ぼす。しかし、わたしはヤコブの家を/ことごとくは滅ぼさない」と主は言われる。 9. 「見よ、わたしは命じて、人がふるいで物をふるうように、わたしはイスラエルの家を万国民のうちでふるう。ひと粒も地に落ちることはない。 10. わが民の罪びと、すなわち/『災はわれわれに近づかない、われわれに臨まない』と/言う者どもはみな、つるぎで殺される。 11. その日には、わたしはダビデの倒れた幕屋を興し、その破損を繕い、そのくずれた所を興し、これを昔の時のように建てる。 12. これは彼らがエドムの残った者、およびわが名をもって呼ばれるすべての国民を/所有するためである」と/この事をなされる主は言われる。 13. 主は言われる、「見よ、このような時が来る。その時には、耕す者は刈る者に相継ぎ、ぶどうを踏む者は種まく者に相継ぐ。もろもろの山にはうまい酒がしたたり、もろもろの丘は溶けて流れる。 14. わたしはわが民イスラエルの幸福をもとに返す。彼らは荒れた町々を建てて住み、ぶどう畑を作ってその酒を飲み、園を作ってその実を食べる。 15. わたしは彼らをその地に植えつける。彼らはわたしが与えた地から/再び抜きとられることはない」と/あなたの神、主は言われる。
アモス書 第1章(口語訳)
1. テコアの牧者のひとりであるアモスの言葉。これはユダの王ウジヤの世、イスラエルの王ヨアシの子ヤラベアムの世、地震の二年前に、彼がイスラエルについて示されたものである。 2. 彼は言った、「主はシオンからほえ、エルサレムから声を出される。牧者の牧場は嘆き、カルメルの頂は枯れる」。 3. 主はこう言われる、「ダマスコの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが鉄のすり板で、ギレアデを踏みにじったからである。 4. わたしはハザエルの家に火を送り、ベネハダデのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす。 5. わたしはダマスコの貫の木を砕き、アベンの谷から住民を断ち、ベテエデンから王のつえをとる者を断つ。スリヤの民はキルに捕えられて行く」と/主は言われる。 6. 主はこう言われる、「ガザの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが人々をことごとく捕えて行って、エドムに渡したからである。 7. わたしはガザの石がきに火を送り、そのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす。 8. わたしはアシドドから住民を断ち、アシケロンから王のつえをとる者を断つ。わたしはまた手をかえしてエクロンを撃つ。そして残ったペリシテびとも滅びる」と/主なる神は言われる。 9. 主はこう言われる、「ツロの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが人々をことごとくエドムに渡し、また兄弟の契約を心に留めなかったからである。 10. それゆえ、わたしはツロの石がきに火を送り、そのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす」。 11. 主はこう言われる、「エドムの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼がつるぎをもってその兄弟を追い、全くあわれみの情を断ち、常に怒って、人をかき裂き、ながくその憤りを保ったからである。 12. それゆえ、わたしはテマンに火を送り、ボズラのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす」。 13. 主はこう言われる、「アンモンの人々の三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らがその国境を広げるために、ギレアデのはらんでいる女を/ひき裂いたからである。 14. それゆえ、わたしはラバの石がきに火をはなち、そのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす。これは戦いの日に、ときの声をもってせられ、つむじ風の日に、暴風をもってせられる。 15. 彼らの王はそのつかさたちと共に/捕えられて行く」と主は言われる。
アモス書 第2章(口語訳)
1. 主はこう言われる、「モアブの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼がエドムの王の骨を焼いて/灰にしたからである。 2. それゆえ、わたしはモアブに火を送り、ケリオテのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす。モアブは騒ぎと、ときの声と、ラッパの音の中に死ぬ。 3. わたしはそのうちから、支配者を断ち、そのすべてのつかさを彼と共に殺す」と/主は言われる。 4. 主はこう言われる、「ユダの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが主の律法を捨て、その定めを守らず、その先祖たちが従い歩いた/偽りの物に惑わされたからである。 5. それゆえ、わたしはユダに火を送り、エルサレムのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす」。 6. 主はこう言われる、「イスラエルの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが正しい者を金のために売り、貧しい者をくつ一足のために売るからである。 7. 彼らは弱い者の頭を地のちりに踏みつけ、苦しむ者の道をまげ、また父子ともにひとりの女のところへ行って、わが聖なる名を汚す。 8. 彼らはすべての祭壇のかたわらに/質に取った衣服を敷いて、その上に伏し、罰金をもって得た酒を、その神の家で飲む。 9. さきにわたしはアモリびとを/彼らの前から滅ぼした。これはその高きこと、香柏のごとく、その強きこと、かしの木のようであったが、わたしはその上の実と、下の根とを滅ぼした。 10. わたしはまた、あなたがたを/エジプトの地から連れ上り、四十年のあいだ荒野で、あなたがたを導き、アモリびとの地を獲させた。 11. わたしはあなたがたの子らのうちから/預言者を起し、あなたがたの若者のうちからナジルびとを起した。イスラエルの人々よ、そうではないか」と/主は言われる。 12. 「ところがあなたがたはナジルびとに酒を飲ませ、預言者に命じて『預言するな』と言う。 13. 見よ、わたしは麦束をいっぱい積んだ車が/物を圧するように、あなたがたをその所で圧する。 14. 速く走る者も逃げ場を失い、強い者もその力をふるうことができず、勇士もその命を救うことができない。 15. 弓をとる者も立つことができず、足早の者も自分を救うことができず、馬に乗る者もその命を救うことができない。 16. 勇士のうちの雄々しい心の者も/その日には裸で逃げる」と/主は言われる。
アモス書 第3章(口語訳)
1. イスラエルの人々よ、主があなたがたに向かって言われたこと、わたしがエジプトの地から導き上った/全家に向かって言ったこの言葉を聞け。 2. 「地のもろもろのやからのうちで、わたしはただ、あなたがただけを知った。それゆえ、わたしはあなたがたの/もろもろの罪のため、あなたがたを罰する。 3. ふたりの者がもし約束しなかったなら、一緒に歩くだろうか。 4. ししがもし獲物がなかったなら、林の中でほえるだろうか。若いししがもし物をつかまなかったなら、その穴から声を出すだろうか。 5. もしわながなかったなら、鳥は地に張った網にかかるだろうか。網にもし何もかからなかったなら、地からとびあがるだろうか。 6. 町でラッパが鳴ったなら、民は驚かないだろうか。主がなされるのでなければ、町に災が起るだろうか。 7. まことに主なる神は/そのしもべである預言者にその隠れた事を/示さないでは、何事をもなされない。 8. ししがほえる、だれが恐れないでいられよう。主なる神が語られる、だれが預言しないでいられよう」。 9. アッスリヤにあるもろもろの宮殿、エジプトの地にあるもろもろの宮殿に宣べて言え、「サマリヤの山々に集まり、そのうちにある大いなる騒ぎと、その中で行われる暴虐とを見よ」と。 10. 主は言われる、「彼らは正義を行うことを知らず、しえたげ取った物と奪い取った物とを/そのもろもろの宮殿にたくわえている」。 11. それゆえ主なる神はこう言われる、「敵がきて、この国を囲み、あなたの防備をあなたから取り除き、あなたのもろもろの宮殿はかすめられる」。 12. 主はこう言われる、「羊飼がししの口から、羊の両足、あるいは片耳を取り返すように、サマリヤに住むイスラエルの人々も、長いすのすみや、寝台の一部を携えて救われるであろう」。 13. 万軍の神、主なる神は言われる、「聞け、そしてヤコブの家に証言せよ。 14. わたしはイスラエルのもろもろのとがを罰する日に/ベテルの祭壇を罰する。その祭壇の角は折れて、地に落ちる。 15. わたしはまた冬の家と夏の家とを撃つ、象牙の家は滅び、大いなる家は消えうせる」と/主は言われる。
アモス書 第4章(口語訳)
1. 「バシャンの雌牛どもよ、この言葉を聞け。あなたがたはサマリヤの山におり、弱い者をしえたげ、貧しい者を圧迫し、またその主人に向かって、『持ってきて、わたしたちに飲ませよ』と言う。 2. 主なる神はご自分の聖なることによって誓われた、見よ、あなたがたの上にこのような時が来る。その時、人々はあなたがたをつり針にかけ、あなたがたの残りの者を/魚つり針にかけて引いて行く。 3. あなたがたはおのおのまっすぐに/石がきの破れた所を出て、ハルモンに追いやられる」と/主は言われる。 4. 「あなたがたはベテルへ行って罪を犯し、ギルガルへ行って、とがを増し加えよ。朝ごとに、あなたがたの犠牲を携えて行け、三日ごとに、あなたがたの十分の一を携えて行け。 5. 種を入れたパンの感謝祭をささげ、心よりの供え物をふれ示せ。イスラエルの人々よ、あなたがたはこのようにするのを好んでいる」と/主なる神は言われる。 6. 「わたしはまた、あなたがたのすべての町で/あなたがたの歯を清くし、あなたがたのすべての所でパンを乏しくした。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と/主は言われる。 7. 「わたしはまた、刈入れまでなお三月あるのに/雨をとどめて、あなたがたの上にくださず、この町には雨を降らし、かの町には雨を降らさず、この畑は雨をえ、かの畑は雨をえないで枯れた。 8. そこで二つ三つの町が/一つの町によろめいて行って、水を飲んでも、飽くことができなかった。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と/主は言われる。 9. 「わたしは立ち枯れと腐り穂とをもって/あなたがたを撃ち、あなたがたの園と、ぶどう畑とを荒した。いちじくの木とオリブの木とは、いなごが食った。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と/主は言われる。 10. 「わたしはエジプトにしたように/あなたがたのうちに疫病を送り、つるぎをもってあなたがたの若者を殺し、あなたがたの馬を奪い去り、あなたがたの宿営の臭気を上らせて、あなたがたの鼻をつかせた。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と/主は言われる。 11. 「わたしはあなたがたのうちの町を/神がソドムとゴモラを滅ぼされた時のように/滅ぼしたので、あなたがたは炎の中から取り出された/燃えさしのようであった。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と/主は言われる。 12. 「それゆえイスラエルよ、わたしはこのようにあなたに行う。わたしはこれを行うゆえ、イスラエルよ、あなたの神に会う備えをせよ」。 13. 見よ、彼は山を造り、風を創造し、人にその思いのいかなるかを示し、また、あけぼのを変えて暗やみとなし、地の高い所を踏まれる者、その名を万軍の神、主と言う。
アモス書 第5章(口語訳)
1. イスラエルの家よ、わたしが悲しみの歌をもって、あなたがたについて宣べるこの言葉を聞け、 2. 「おとめイスラエルは倒れて、また起き上がらず、彼女はおのれの地に投げ倒されて/これを起す者がない」。 3. 主なる神はこう言われる、「イスラエルの家では、千人出た町は百人残り、百人出た町は十人残る」。 4. 主はイスラエルの家にこう言われる、「あなたがたはわたしを求めよ、そして生きよ。 5. ベテルを求めるな、ギルガルに行くな。ベエルシバにおもむくな。ギルガルは必ず捕えられて行き、ベテルは無に帰するからである」。 6. あなたがたは主を求めよ、そして生きよ。さもないと主は火のように/ヨセフの家に落ち下られる。火はこれを焼くが、ベテルのためにこれを消す者はひとりもない。 7. あなたがた、公道をにがよもぎに変え、正義を地に投げ捨てる者よ。 8. プレアデスおよびオリオンを造り、暗黒を朝に変じ、昼を暗くして夜となし、海の水を呼んで、地のおもてに注がれる者、その名は主という。 9. 主は滅びをたちまち強い者に臨ませられるので、滅びはついに城に臨む。 10. 彼らは門にいて戒める者を憎み、真実を語る者を忌みきらう。 11. あなたがたは貧しい者を踏みつけ、彼から麦の贈り物をとるゆえ、あなたがたは切り石の家を建てても、その中に住むことはできない。美しいぶどう畑を作っても、その酒を飲むことはできない。 12. わたしは知る、あなたがたのとがは多く、あなたがたの罪は大きいからである。あなたがたは正しい者をしえたげ、まいないを取り、門で貧しい者を退ける。 13. それゆえ、このような時には賢い者は沈黙する、これは悪い時だからである。 14. 善を求めよ、悪を求めるな。そうすればあなたがたは生きることができる。またあなたがたが言うように、万軍の神、主はあなたがたと共におられる。 15. 悪を憎み、善を愛し、門で公義を立てよ。万軍の神、主は、あるいは/ヨセフの残りの者をあわれまれるであろう。 16. それゆえ、主なる万軍の神、主はこう言われる、「すべての広場で泣くことがあろう。すべてのちまたで人々は/『悲しいかな、悲しいかな』と言う。また彼らは農夫を呼んできて嘆かせ、巧みな泣き女を招いて泣かせ、 17. またすべてのぶどう畑にも泣くことがあろう。それはわたしがあなたがたの中を/通るからである」と主は言われる。 18. わざわいなるかな、主の日を望む者よ、あなたがたは何ゆえ主の日を望むのか。これは暗くて光がない。 19. 人がししの前を逃れてもくまに出会い、また家にはいって、手を壁につけると、へびにかまれるようなものである。 20. 主の日は暗くて、光がなく、薄暗くて輝きがないではないか。 21. わたしはあなたがたの祭を憎み、かつ卑しめる。わたしはまた、あなたがたの聖会を喜ばない。 22. たといあなたがたは燔祭や素祭をささげても、わたしはこれを受けいれない。あなたがたの肥えた獣の酬恩祭は/わたしはこれを顧みない。 23. あなたがたの歌の騒がしい音を/わたしの前から断て。あなたがたの琴の音は、わたしはこれを聞かない。 24. 公道を水のように、正義をつきない川のように流れさせよ。 25. 「イスラエルの家よ、あなたがたは四十年の間、荒野でわたしに犠牲と供え物をささげたか。 26. かえってあなたがたの王シクテをにない、あなたがたが自分で作ったあなたがたの偶像、星の神、キウンをになった。 27. それゆえわたしはあなたがたをダマスコのかなたに捕え移す」と、その名を万軍の神ととなえられる主は言われる。
アモス書 第6章(口語訳)
1. 「わざわいなるかな、安らかにシオンにいる者、また安心してサマリヤの山にいる者、諸国民のかしらのうちの著名な人々で、イスラエルの家がきて従う者よ。 2. カルネに渡って見よ。そこから大ハマテに行き、またペリシテびとのガテに下って見よ。彼らはこれらの国にまさっているか。彼らの土地はあなたがたの土地よりも大きいか。 3. あなたがたは災の日を遠ざけ、強暴の座を近づけている。 4. わざわいなるかな、みずから象牙の寝台に伏し、長いすの上に身を伸ばし、群れのうちから小羊を取り、牛舎のうちから子牛を取って食べ、 5. 琴の音に合わせて歌い騒ぎ、ダビデのように楽器を造り出し、 6. 鉢をもって酒を飲み、いとも尊い油を身にぬり、ヨセフの破滅を悲しまない者たちよ。 7. それゆえ今、彼らは捕われて、捕われ人のまっ先に立って行く。そしてかの身を伸ばした者どもの/騒ぎはやむであろう」。 8. 主なる神はおのれによって誓われた、(万軍の神、主は言われる、)「わたしはヤコブの誇を忌みきらい、そのもろもろの宮殿を憎む。わたしはこの町とすべてその中にいる者を渡す」。 9. 一つの家に十人の者が残っていても、彼らは死に、 10. そしてその親戚、すなわちこれを焼く者は、骨を家から運びだすために、これを取り上げ、またその家の奥にいる者に向かって、「まだあなたと共にいる者があるか」と言い、「ない」との答がある時、かの人はまた「声を出すな、主の名をとなえるな」と言うであろう。 11. 見よ、主は命じて、大きな家を撃って、みじんとなし、小さな家を撃って、切れ切れとされる。 12. 馬は岩の上を走るだろうか。人は牛で海を耕すだろうか。ところがあなたがたは公道を毒に変じ、正義の実をにがよもぎに変じた。 13. あなたがたはロデバルを喜び、「われわれは自分の力で/カルナイムを得たではないか」と言う。 14. それゆえ、万軍の神、主は言われる、「イスラエルの家よ、見よ、わたしは一つの国民を起して、あなたがたに敵対させる。彼らはハマテの入口からアラバの川まで/あなたがたを悩ます」。
アモス書 第7章(口語訳)
1. 主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、二番草のはえ出る初めに主は、いなごを造られた。見よ、その二番草は王の刈った後に、はえたものである。 2. そのいなごが地の青草を食い尽した時、わたしは言った、「主なる神よ、どうぞ、ゆるしてください。ヤコブは小さい者です、どうして立つことができましょう」。 3. 主はこのことについて思いかえされ、「このことは起さない」と主は言われた。 4. 主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、主なる神はさばきのために火を呼ばれた。火は大淵を焼き、また地を焼こうとした。 5. その時わたしは言った、「主なる神よ、どうぞ、やめてください。ヤコブは小さい者です、どうして立つことができましょう」。 6. 主はこのことについて思いかえされ、「このこともまた起さない」と主なる神は言われた。 7. また主はわたしに示された。見よ、主は測りなわをもって築いた石がきの上に立ち、その手に測りなわをもっておられた。 8. そして主はわたしに言われた、「アモスよ、あなたは何を見るか」。「測りなわ」とわたしが答えると、主はまた言われた、「見よ、わたしは測りなわを/わが民イスラエルの中に置く。わたしはもはや彼らを見過ごしにしない。 9. イサクの高き所は荒され、イスラエルの聖所は荒れはてる。わたしはつるぎをもって/ヤラベアムの家に立ち向かう」。 10. 時にベテルの祭司アマジヤは、イスラエルの王ヤラベアムに人をつかわして言う、「イスラエルの家のただ中で、アモスはあなたにそむきました。この地は彼のもろもろの言葉に耐えることができません。 11. アモスはこのように言っています、『ヤラベアムはつるぎによって死ぬ、イスラエルは必ず捕えられて行って、その国を離れる』と」。 12. それからアマジヤはアモスに言った、「先見者よ、行ってユダの地にのがれ、かの地でパンを食べ、かの地で預言せよ。 13. しかしベテルでは二度と預言してはならない。ここは王の聖所、国の宮だから」。 14. アモスはアマジヤに答えた、「わたしは預言者でもなく、また預言者の子でもない。わたしは牧者である。わたしはいちじく桑の木を作る者である。 15. ところが主は群れに従っている所からわたしを取り、『行って、わが民イスラエルに預言せよ』と、主はわたしに言われた。 16. それゆえ今、主の言葉を聞け。あなたは言う、『イスラエルに向かって預言するな、イサクの家に向かって語るな』と。 17. それゆえ、主はこう言われる、『あなたの妻は町で遊女となり、あなたのむすこ、娘たちはつるぎに倒れ、あなたの地は測りなわで分かたれる。そしてあなたは汚れた地で死に、イスラエルは必ず捕えられて行って、その国を離れる』」。